このブログでは、商品リンクの作成にポチップとRinkerを併用しています。
似たようなプラグインですが、それぞれ特徴が異なります。
あなたに適している方のプラグインはどちらなのか。
有料版も含めて両方実際に使って違いを比較してみました。
ポチップとRinkerの機能を比較
ポチップとRinkerについて、機能を比較した表を作ってみました。
どちらも基本的に無料で利用できるプラグインですが、セール情報の自動表示機能など一部は有料となっています。
プラグイン名 | ポチップ | Rinker |
Amazon、楽天、ヤフーの商品リンク作成 | 可能 | 可能 |
AmazonのPA API必要性 | 必要ない | 基本必要 |
もしもアフィリエイトのリンク作成 | 可能 | 可能 |
クレジット表記削除 | 削除できない | 有料で削除可能 |
セール情報のマイクロコピー表示 | 簡単に設定可能 | カスタマイズで可能 |
セール情報の自動表示 | 有料のポチッププロで可能 | 有料のCOPIAで可能 |
商品情報の定期更新 | できる | できる |
リンクが掲載されている記事の管理 | 管理可能 | 管理可能 |
ボタンテキストのカスタマイズ | 設定画面から簡単に変更可能 | カスタマイズで可能 |
デザインのカスタマイズ | 設定画面で簡単に変更可能 | カスタマイズで変更可能 |
リンクのクリック数分析 | 有料版で可能 | グーグルアナリティクスと連携して無料で可能 |
リンクのrel属性カスタマイズ | 不可 | 可能 |
WordPress公認 | WordPress公式プラグイン | 非公式プラグイン |
公式サイトへのリンク | 詳細を見る | 詳細を見る |
総じて言うと後発のポチップの方が使い勝手が良いというのが個人的な評価です。
特にブログ初心者の方はポチップの方が何かと便利だと考えます。
AmazonアソシエイトのPA-APIが無くても商品検索できるポチップ
ポチップのメリットはなんと言ってもAmazonアソシエイトのPA-APIが使えなくても、Amazonの商品検索から商品リンクを作ることが可能なことです。そのため、Amazonアソシエイト本家ではなく、もしもアフィリエイトのAmazonと提携したリンクでも商品検索が出来ます。
Rinkerの場合も、PA-APIが使えない状態で利用することも可能ですが、基本的にはAmazonアソシエイトのPA-APIを利用できる必要があります。
AmazonアソシエイトのPA-APIは、誰でも使える訳ではありません。
Amazonアソシエイトに利用申請した後に、90日間や180日間に3回以上の売上を出した後の審査に合格する必要があります。
また、PA-APIは、一度Amazonアソシエイトに合格したら永久に使える訳ではありません。PA-APIを介したリンクで継続的に売上を出す必要があります。
PA-APIの継続的なご利用にはPA-APIから取得した商品リンク経由で成果が発生し続ける必要があります。2019年01月23日以降、過去30日以内のPA-API経由の売上実績(発送済み商品売上)がない場合、PA-APIへのアクセスができなくなる可能性がございます。
https://affiliate.amazon.co.jp/help/node/topic/GW65C7J2CSK7CA6C
商品リンク内にあるクレジット表記削除が可能なのはRinker
ポチップもRinkerも商品リンクにサービス名がクレジット表記されます。
どちらも基本無料でサービスを提供しているため、こういったクレジット表記があるのはサービス名の宣伝も兼ねており当然だと考えます。
ただ、特にRinkerの商品リンクに掲載されるクレジット表記は、Rinkerのサイトへのリンクとなっているので、邪魔だなと思う人もいるでしょう。
そういった声に応えるためか、Rinkerは有料でクレジット表記を削除できる仕組みを用意しています。
ボタン上にマイクロコピー表示が簡単にできるポチップ
ポチップもRinkerどちらも商品リンクのボタン上にマイクロコピーを表示することが出来ます。
ただ、Rinkerでマイクロコピーを表示するにはHTML等を使ったカスタマイズが必要です。
一方でポチップは設定画面から簡単にマイクロコピーを設定できるので、マイクロコピーについてはポチップを利用した方が簡単に実現できます。
ポチップのマイクロコピー設定は、Rinkerのカスタマイズより簡単なだけでなく、マイクロコピーの表示期間も設定できます。そのため、セールが終わった古い情報がそのまま商品リンクに表示されてしまうのを防ぐことが出来ます。
ブログ初心者の方やカスタマイズが苦手な人はポチップを利用しましょう。
ポチッププロとRinkerのセール情報自動取得機能の違い
ポチップもRinkerも有料版を利用するとセール情報を自動取得で取得して、ボタンリンク上にマイクロコピーとして表示されます。
セール情報が自動で表示されるので、アフィリエイト成果の向上が期待できます。
このセール情報を自動で表示する機能は、ポチップもRinkerも有料なんですが、価格はポチップの方がRinkerに比べて半額となっています。
プラグイン名 | Pochipp Pro(ポチッププロ) | Rinker(COPIA/THE SONIC) |
価格 | 月払い550円 年払い5000円 | 月払い1078円 年払い8580円 |
備考 | WPテーマSWELLの開発者がポチップのブロックエディタ部分を開発 | レンタルサーバのConoha WINGでWINGパック利用者は年払い6578円で利用可能 有料WPテーマのTHE SONICも追加費用なしで使える |
公式サイトへのリンク | 詳細を見る | 詳細を見る |
この価格差なんですが、Rinkerのセール情報自動表示機能は、元々WordPressの有料テーマである「THE SONIC」の一部機能だからなんです。
要はTHE SONICのテーマ使用料も含まれているためポチッププロに比べて倍の価格となっています。
当初Rinkerのセール自動表示機能は、THE SONIC利用者だけだったんですが、ユーザからの要望によりTHE SONIC以外のテーマ利用者でも使えるようにしたのがCOPIAプラグインということになります。
セール情報の表示においてもポチッププロとCOPIA(Rinker)では違いがあって、主な違いは以下の2点です。
- マイクロコピーの表現が異なる
- YahooやPayPayモール関係のセール情報はRinkerの方が表示されるケースが多い
1点目については、例えば楽天のお買い物マラソン開催中において、Rinkerはポイント最大何倍という表記がされますが、ポチッププロはお買い物マラソン開催中というシンプルな表現となります。
ポチッププロはマイクロコピーの文言を設定画面で変更できます。
2つ目のYahooやPayPayモール関係のセール情報 については、RInkerの方がポイント還元率を表示するなど積極的にセール情報をマイクロコピーとして表示するのに対して、ポチッププロは、あまりセール情報としては表示されない傾向があります。
商品リンクのボタン表示やデザインが簡単に変更できるポチップ
Rinkerは、ボタンリンクの表示テキストを変えたり、色を変えるにはコードを弄ったカスタマイズが必要です。
一方でポチップなら設定画面で簡単にボタンリンクの表示テキストを変更できます。
また、ボタンのデザインも設定画面から変更できます。
ボタンの丸みを変えたり、アウトライン表示にすると以下のようになります。
設定画面で変更後の状態を確認できるのも良いですね。
商品リンクのクリック数分析機能もプラグインで異なる
ポチップとRinkerともに商品リンクのクリック数を測定することが出来ます。
ポチップでクリック数を測定するには有料のポチッププロが必要です。
ただ、その機能には違いがあります。
Rinkerはグーグルアナリティクスと連携してクリック数を無料で測定できます。
一方のpochippは、有料版のポチッププロを導入すると記事の編集画面でクリック数を確認できます。
グーグルアナリティクスが苦手な人はポチップの方が簡単で良いかもしれませんが、ポチップは有料且つ投稿画面に入らないと見れないのがデメリットです。
ブログ全体で商品リンクのクリック状況を見るのにポチップは向いていません。
リンクのrel属性が変更できるのはRinker
Amazonや楽天、Yahooのボタンリンクに対するrel属性を変更できるのはRinkerだけです。
ポチップは、いずれのボタンリンクもnofollow属性が付与されます。
アフィリエイトリンクは通常rel属性はnofollow及びsponsoredを付与します。
そのため、どちらのプラグインを利用してもSEO的には現状問題ありませんが、Googleは新しく作るアフィリエイトリンクについては、なるべくsponsoredを付与して欲しいとしています。
もし商品リンクにsponsoredを付けたい場合でも、ポチップだと変更が面倒ですが、Rinkerなら設定画面で簡単に変更できます。
WordPress公式プラグインのポチップと非公式のRinkerの違い
ポチップはWordPressの公式プラグインとして登録されています。
そのため、WordPressのプラグイン検索で見つけてダウンロードしてインストールできます。
一方のRinkerは非公式プラグインなので、WordPressのプラグイン画面で検索しても見つかりません。
インストールするには、RinkerのサイトからZIPファイルをダウンロードして、自分のWordPressにアップロードする必要があります。
WordPressの公式プラグインとなるには、第三者によるソースコードのチェックを通過する必要があります。
そのため、公式プラグインは非公式プラグインに比べて悪意のあるプログラムが仕込まれたり、セキュリティホールがあるリスクが小さいといえます。
公式プラグインになるにはソースコードのチェックだけでなく、英語での申請手続きも必要です。
これらは面倒なので、Rinkerのように自分のサイトでプラグインを配布するケースが多くあります。