コノハウィングでアルファSSLが無料で使えるようになったということで、サブブログで実際に導入してみました。
これまで使っていたLet’s Encryptの独自SSL証明書から変更することになりますが、その際に注意点がありましたので、今回はその部分について解説していきたいと思います。
アルファSSLに変更する際の注意点
事前作業しないとアルファSSLへの変更に失敗する
コノハウィングの管理画面でアルファSSLに変更しようとすると、「無料独自SSLが設定されているため、SSLの設定を行うことができません。無料独自SSLをOFFした後サイドお試しください。」という赤いエラーメッセージが表示されました。
アルファSSLにする場合は、変更する前に現在の無料独自SSLをオフにする必要があります。
無料SSLをオフにするには、利用設定でOFFを選択します。
無料SSLをOFFに変更するにも10分程度時間がかかります、処理中は設定中と表示されます。
この無料SSLをオフに変更している最中にアルファSSLを設定しようとすると、「失敗しました。無料SSL設定中のため、有料SSLを追加できません。無料SSLの設定が完了した後再度お試しください。」という赤いエラーメッセージが表示されるので、無料独自SSLがオフになるまで待ちましょう。
設定が完了すると、「無料独自SSLの設定が無効化されました。」と表示されます。
コノハウィングの画面で独自SSLの設定を見ると、OFFに切り替わっています。
この状態だと、ブラウザによってはブログの閲覧ができない状態になります。そのため次項で解説していますが、アルファSSLへ変更する時間帯は気をつけましょう。
この状態になったら、再度アルファSSLへの申込みを行います。
そうすると、SSLサーバー証明書の申請完了となります。これは証明書の発行手続きが完了した状態で、自分が利用しているサーバーへ証明書を設定している途中段階となります。
コノハウィングの管理画面でオプション独自SSLを確認すると、ステータスが申請中でプランがアルファSSLとなっています。
ステータスが以下のように利用可能となると、ブログにアルファSSLが反映された状態になって、ブラウザでブログが正常に表示される状態へ戻ります。
変更中はブログが表示されないので作業時間帯に気をつける必要あり
現在多く利用されているGoogle ChromeやSafariなどの主要ブラウザーは、SSL証明書が有効になっていないブログを表示しようとすると、セキュリティ上の懸念があるということで、ブログが表示されないようになっています。
具体的には、「この接続ではプライバシーが保護されません」とか「安全な接続ではありません」といったメッセージが読者に表示されるので、基本ブログをそのまま表示してくれません。
従来使っていたLet’s Encryptの無料SSLからアルファSSLに変更する場合、変更作業中はブログのSSL証明書が有効になっていない状態になります。
この時間は大体10分から20分でしたが、その間ブログにアクセスしてくれた読者のブラウザには上記警告メッセージが表示されます。
そのため、一定のアクセスがあるブログでアルファSSLに変更する場合は、その作業時間帯に気をつけてください。
できれば深夜の時間帯に行うのが良いでしょう。
サーバーのメンテナンスとかもよく深夜やっていますよね?
それと同じです。
アルファSSLを導入するかは急いで決める必要は無い
コノハウィングを使うとアルファSSLが無料で使えるのはメリットですが、アルファSSLにしたからといって、SEO効果は恐らくありません。
企業向けのSSL証明書を利用するなら話は変わりますが、アルファSSLは個人なら誰でも利用できるSSL証明書なので、それでSEO効果があるかは疑問です。
そのため、急いで自分のブログをアルファSSLにする必要は無いと考えています。
特に既に1日あたり100PV以上を超えるアクセス数があるブログでアルファSSLに変更する場合は、一定時間ブログが閲覧できなくデメリットも考慮する必要があります。
コノハウィングで一からブログを立ち上げる際は、アルファSSLを使うと良いでしょう。
その方がSSL証明書の更新頻度が年に1回へ減るからです。