WordPressで運用しているブログのレンタルサーバをスターサーバー(旧ミニバード)からmixhostに移行したことを先日記事にしました。
移転以降特に問題なく、速度アップも相まって満足度高く利用していたのですが、11月の3連休初日である3日にトラブルが発生しました。
サーバトラブルが発生した時間
11月3日の朝、メールをチェックしていたら、サイトの状況を監視する純正のプラグインである「Jetpack Monitor」からあなたのサイトが読み込めない状態ですよとメールが午前4時に来ていました。
これ自体は珍しいことではありません。
レンタルサーバのメンテナンスなどで、瞬停することがあるからです。
しかし、Jetpack Monitorの通知から1時間後、更にメールが来てまだ読み込めないよと再度メールが送られてきました。
うーん、これはサーバがトラブってアクセス出来ない状況だなと思いましたが、まぁー数時間で解決するだろうとこの時点ではまだ楽観視していました。
しかし、その後も一向に回復する様子はなく、Twitterで検索してみると、同じような症状で嘆いている人達の叫びが飛び交っていました(笑)
その後、結局サーバが復旧したのは24時間以上経過した11月4日の午前6時過ぎでした。
この間、mixhostでは、攻撃を受けていないサーバへ、引っ越すことも可能ですという旨のアナウンスを出しており、一部利用者は10分足らずで新しいサーバに移転して、サイトが見えるように対処していました。
この辺りのサポートの良さは、流石mixhostといえるところです。
mixhostのトラブル内容
今回mixhostに起きたサーバトラブルは、大規模なDDoS攻撃によるものと発表されています。
Investigating – 現在DDoS攻撃によりアクセス障害が発生しており、弊社のエンジニアが調査を行っております。 新たな情報が入り次第、すぐに状況をご報告いたします。 ご利用中のお客様にはご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。 Nov 3, 04:42 JST
DDoS攻撃とは、最近テレビ等のニュースでも耳にする機会が増えてきましたが、インターネットを通じて意図的にPCの負荷を高めることで、機能停止に追い込む攻撃手法になります。
レンタルサーバへのDDoS攻撃自体は珍しいことではありませんが、1日以上にも及ぶサーバダウンは珍しいです。
サーバのメモリが少ないことがトラブルの原因なのか
今回のmixhostのトラブルについて、Twitterで検索してみると、mixhostのサーバはメモリが少ないから、DDoS攻撃に対して弱い的な意見が出ています。
あかん、mixhostホント使えないかも知れない。
— みやえら@『SEO作業会』終了しました (@hebrakaela) November 1, 2017
あまりに止まるので調べてみたら、
メモリ使用量?というのがXサーバーの32分の1(同一価格プランの場合)しかない。
WP量産したりアクセス数多いサイト運営をしてたりすると簡単に止まっちゃう。
mixhostは最安値プランで512MB、980円プランで1GB、1980円プランで2GBしかないんですよ。
— みやえら@『SEO作業会』終了しました (@hebrakaela) November 1, 2017
一方でXサーバーは最安値プラン1080円プランで16GB、WPは50個OKなんですよ
レンタルサーバー各社のメモリ容量https://t.co/tNe1pGrz1e pic.twitter.com/XsgXMqLH7C
これらを見ると明らかにエックスサーバーや他のレンタルサーバの方がmixhostよりも良いように感じます。
エックスサーバー:http://www.xserver.ne.jp/
しかし、これらは間違った誤った認識です。
上記サイトで書かれているエックスサーバーや他のレンタルサーバはサーバ1台あたりのメモリ搭載量を記載して公開しているのであって、私達契約者1人あたりが利用できるメモリ量の上限とは異なります。
レンタルサーバでは、1台のサーバを仮想化することで数百人から数千人規模で共有して利用できるようにすることで月に数百円から1000円程度の安い料金で利用できるようになっています。
月々の料金が上がる毎に、一台のサーバにおいて、割り当てられるメモリ量や仮想CPU数が上がるのです。
1つのサーバを安い料金でたくさんの人に提供するか、高い料金で少人数に提供するかの違いになります。
mixhostは一契約あたりのメモリ割り当てを公開している数少ない真正直な会社で、他のレンタルサーバでは、殆ど公開していません。
この辺は企業のスタンスが出ていると思うので、mixhostについてはかなり好感を持っています。
それだけに、今回の長期に及ぶサーバダウンは残念でならない気持ちです。
エックスサーバーや他のサーバも被害を受けている
mixhostがDDoS攻撃によって長期間の停止を余儀なくされている時に、エックスサーバーやさくらサーバなど他はどうだったのでしょうか?
実はこれらのレンタルサーバもDDoS攻撃によって一部サーバ機能が停止し、ブログが閲覧できない状況になっていました。
ピロシキさん、わざわざありがとうございます(;_;)
エックスサーバでも最近は頻繁に起こっているみたいですね💦
ワタシにはどうしようもないので、エックスサーバさん頑張れ!と祈ってます(笑)— あまむら (@shimishimike) 2017年11月4日
先程も述べたようにレンタルサーバ会社には、データセンターにて多くのサーバを管理しています。
そのため、同じサーバ会社と契約していても、DDoS攻撃によって被害を受けるサーバもあれば、受けないサーバもあります。
DDoS攻撃でmixhost、さくら、エックスサーバが落ちてるという書き込みをツイッターで何件か見たけど、自分の使ってるエックスサーバはとりあえず正常稼働してます。今日も異常なし。お休ミッフィー。
— yossy (@yossy24h) 2017年11月3日
自分自身以前はSEをしていたこともあり、せっかくの3連休、mixhostのインフラ担当技術者は大変だなと、mixhostを気遣うくらいの余裕があったのは、対してアクセスもないブログをWordPressで運用しているからなんですが、これがメインサイトだったり、収益を生んでいるサイトなんかだったりしたら大変なことです。
そういう意味では、サーバ関係を丸投げできる「はてなブログ」などのレンタルブログサービスは管理が楽だなと改めて思いましたね。