2022年12月13日から開始されたGoogleアドセンスの新しい広告フォーマットが「サイドレール広告」です。
アンカー広告と並ぶ自動広告機能の1つとなります。
今回実際にサイドレール広告を10日間使ってみたので、その結果について簡単ではありますがレポートしていきます。
サイドレール広告を10日間使って得られた収益
私が運用しているアドセンスブログの5つで12月13日から22日までの10日間における収益割合を示した図が上になります。
ご覧いただければわかるように、サイドレール広告の割合はたったの0.6%しかありません。
サイドレール広告は、本記事冒頭にあるように、画面両端に縦長の広告が表示される形です。
正直かなり見た目が良くないですし、広告過多な印象です。
それなのに、収益貢献は本当に僅かという結果になりました。
サイドレール広告で収益が上がらない理由は単純
サイドレール広告で収益が上がらない理由は単純です。
それは、サイドレール広告は、PC環境(パソコン)でしか表示されないためです。
今や8割から9割をスマホやタブレットといったモバイル環境からの閲覧が占める時代に、PC環境のみでしか表示されない広告は、そもそも閲覧されないため、クリック数も少なく、収益貢献もしません。
また、読者がコンテンツに集中している時に両端部の広告は基本眼に入ってきません。
これはサイドバーの広告が収益に貢献しないのと同じです。
一方で、サイドバーに、スクロールに合わせて追尾してくる広告は一定の成果がある事を確認しています。
Googleアドセンスの追尾広告が全員利用可能になるも細かいポリシー
私の運用ブログでは、元々サイドバーにアドセンスの追尾広告を設置しています。
サイドレール広告は、その外側に追尾して表示される形なので、もしサイドバーに広告を設置していないブログであれば、少し違った結果になるかもしれません。
結論:サイドレール広告は不要でデメリットが多い
個人的な評価としては、アドセンスのサイドレール広告は不要だと考えています。
収益貢献が殆ど無い上に、見た目が悪くなりますし、表示スピードへの悪影響も懸念されます。
理由のところでも書きましたが、スマホやタブレットでの閲覧が多く占める時代に、PC環境専用の広告フォーマットは適さないと思います。
昔は、1ページあたり3つまでしかアドセンス広告が表示出来なかったり、追尾広告も設置出来なかったりと、アドセンス広告は、厳格な管理が要求されていました。
追尾広告の全ユーザへの解禁や、今回のサイドレール広告のように、ここ何年かはGoogleの広告収益を上げるために、ユーザーの事は考えない姿勢になってきてるなと感じています。