ConoHa WING(コノハウィング)を使いだして2年以上が経過しました。
当初は一番安いベーシックをWINGパックで契約して利用してきたのですが、ConoHa WINGの特徴であるCPUとメモリが専用に確保されたリザーブドプランを使ってみたくなりました。
リザーブドプランにすればWordPressのブログが劇的に速くなるのではと期待した訳です。
リザーブドプランでブログが速くなったのか評価した結果
Conoha WINGのリザーブドプランに期待することは、ブログの高速化です。
従来利用してきたベーシックに比べて、リザーブドプランでブログが高速化出来たのか、2つの測定ツールで比較評価しました。
PageSpeed Insightsのスコアを比較
まずGoogleのPageSpeed Insightsでスコアがどう変化するのか比較しました。
従来のベーシックを利用している状態だと、モバイルで44、パソコンで64というスコアでした。
これに対して、リザーブドプランだとモバイルスコアが56、パソコンスコアが83と向上しました。
この結果を見ると、ConoHa WINGのリザーブドプランにすることで、モバイルにしろパソコンにしろブログの高速化効果があると思われるかもしれません。
しかし、PageSpeed Insightsのスコアは測定する度に5から10程度ばらつく点を考慮する必要があります。
GTmetrixを使った評価結果の比較
PageSpeed Insightsと並んでブログの速度評価に利用されるGTmetrixを利用したベーシック利用時とリザーブド利用時の比較評価を行いました。
まず、従来利用してきたベーシックで評価した結果が下記になります。
PageSpeedスコアはEランクでYSlowスコアはDランクでした。
これに対して同一記事をリザーブド利用時に測定すると、PageSpeedスコアはCランクに2ランクアップしました。
他の指標を確認すると、ページ読み込み速度のFully Loaded TImeは6秒以上の改善という結果が出ています。
ただ、Fully Loaded TImeの数値も結構ばらつきがあるので、これがリザーブドプランによる効果なのかは断言できません。
ましてや、GTmetrixの速度解析サーバは日本から遠く離れたカナダにあるためどうしても、結果にばらつきが出やすくなってしまいます。
Conoha WINGのリザーブドプランを実際に使ってみた総合評価
PageSpeed InsightsやGTmetrixの結果を比較評価した限り、ベーシックからリザーブドプランにしたことで数値としては改善しました。
また、数値以外では、実際に自分のブログを表示してみた時の体感速度については、リザーブドにしたことでかなり快適に表示されるようになったと実感しています。
ただ、数値についてはばらつきを考慮すると、リザーブドにした効果については限定的だと感じています。
ベーシックプランに対して、少し料金が高くなるリザーブドプランをお勧め出来るかというと、一般的な個人ブログであればリザーブドは不要で、一番安いベーシックで十分だと言えます。
リザーブドプランにすると変わるConoha WING管理画面について
リザーブドプランにすると、管理画面の表示が一部変わります。
1つは、サーバーのモニタリング機能です。
通常プランだと、サーバーのディスクについてしかモニタリング出来ませんでしたが、リザーブドにするとCPUやメモリについても監視することが出来ます。
そして、サーバーのリソース状況を可視化しているグラフでも、CPUの使用率とメモリの使用率を見ることが出来るようになります。
リザーブドプランは、1契約ごとにCPUとメモリを割り当てているので、こういったリソース状況を見ることが出来るわけです。
通常プランは、mixhostなど他のレンタルサーバー同様にリソース共有型なので自分のブログがどれだけリソースを消費しているかは分かりません。
以上、Conoha WINGのリザーブドプラン利用について個人的な評価を含め紹介してきました。
もし既にConoha WINGを利用していて、リザーブドプラン変更したい場合は下記記事を参照してもらえればと思います。
ブログの高速化という点では、小規模ブログだと効果は限定的ですが、体感速度は上がりますし、SNSでバズって急激にアクセスが増えた場合でもサーバが落ちるようなリスクを低減できるのでお金に余裕がある場合は、試してみると良いでしょう。
- CPUとメモリを専有できるので、他ブログの影響を受けず表示速度が安定
- CPUとメモリの使用状況がConoHa WINGの管理画面から確認できる
- 通常プランに比べて割高となる