今日いつも通りGoogle検索していたら見慣れない画面が表示されました。
よくよく見てみると、検索キーワード(クエリ)に関連した自分の管理サイトについて、過去90日間や28日間の平均検索順位と表示回数にクリック数といったサーチコンソールで見れる情報が表示されているのです。
Googleアカウントにログインしている事が条件
検索結果に自サイトのアクセス解析結果が表示される機能が有効になる条件ですが、Googleアカウントにログインしている状態で検索していることが1つの条件となります。
Googleログイン状態の検索での新機能発見もしくは実験の当選してた。検索したキーワードから自分のサイトへの流入が最近どうなったかを見せて、Search Consoleの検索アナリティクスに誘導。
これが便利かどうかはわからないけど面白い変更だなあ。 #金曜日のネタ帳 pic.twitter.com/jTSKT8Gz6c— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2018年10月3日
同じ端末、同じブラウザ(Firefox)でGoogleアカウントからログアウトした状態で検索すると、自分のブログに関するサーチコンソールの情報は表示されず、再度ログインした状態で検索すると、またアクセス解析結果が表示されました。
Googleアカウントによって挙動が異なる
私の場合、Googleアカウントを複数利用しているのですが、別のアカウントにログインした状態で、同じ端末、同じブラウザ(Firefox)で、同じワードを検索してみましたが、検索結果画面にブログのアクセス解析結果情報は表示されませんでした。
因みに、その別のアカウントはGoogleのサーチコンソールに連携していません。
先ほどの画面キャプチャーを見てもらえればわかるように、検索結果画面に表示されているのは、サーチコンソールの検索アナリティクス情報の一部なので、サーチコンソールと連携していないアカウントだと情報は表示できないのでしょう。
また、この検索結果にサーチコンソールの情報を表示する機能は、まだ実験段階だと考えられるので、サーチコンソールと連携しているアカウントでも、必ず表示されるわけではありません。
ブラウザによって挙動が異なる
次に利用するブラウザによって挙動が異なるのか確認しました。
結果としては、同じGoogleアカウントにログインした状態でも、利用するブラウザによって結果は異なりました。
私の場合は、FirefoxでGoogleアカウントにログインした状態だと、検索結果画面にサーチコンソールによるアクセス解析結果が表示されましたが、ChromeだとGoogleアカウントにログインして同じキーワードを検索しても、検索結果に情報は表示されませんでした。
私の場合、普段サーチコンソールを見るのはFirefoxブラウザなので、そのあたりの情報も関係しているのかもしれませんね。
日本だと便利どころか弊害が多そうな新機能
今回発見したGoogle検索の新たな機能ですが、正直個人的には便利どころか、弊害が多い機能だと思います。
例えば仕事などで、顧客相手にプレゼンで、リアルタイムにGoogle検索の結果を見せる時に、Googleアカウントにログインしている状態だと、誰にも教えていない自分のブログなどが発見されるリスクがあります。
しかしこの機能が拡大すると、ログイン状態で人前で検索は絶対出来なくなるな……
まぁ、ずっと昔からGoogleはログイン状態の検索結果には旅行予定やEC購買情報とか出していて、他人には見せないことを前提になっているから問題はなさそう。— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2018年10月3日
世界的に見れば問題ないのかもしれませんが、匿名社会の日本では問題になりそうです。
もし本実装されたら、Googleアカウントに怖くてログイン出来ない人が出てくることでしょうね。