ブログを書いているとついついGoogle検索での検索結果ランキングや、検索からのアクセス数が気になります。
Googleの検索アルゴリズムは公開されていませんが、機械学習などを取り入れて今では日々アルゴリズムの更新や調整を行ってWebの世界をより良くしようとしています。
今年になってからは、その傾向は強くなり日々の変動が大きくなった感がありますが、検索した際の検索結果は果たして良くなっているのでしょうか?
個人的には昨年のキュレーションメディアによる他サイトの記事や画像などのパクリ問題が公になる以前より悪化しているように感じます。
SEO専門家も嘆く現状のGoogleの検索結果
昨年起きた日本でのキュレーションサイト問題ですが、最近では殆ど通常のメディアでは騒がれなくなりましたが、先日SEOの専門家として有名な辻さんが渾身の記事をアップされました。
辻さんは以前からWELQが検索結果を独占していることを問題視しており、昨年のWELQ問題が追求されるきっかけを作られた1人です。
その辻さんが昨年のWELQ事件から半年経過した現在のGoogle検索の状況についてレポートを挙げて、大きな反響を呼んでいます。
この記事の中で辻さんは以下のようにまとめられており、Googleによる改善が思ったように進んでいない現状を嘆いておられます。
この記事では実際のデータを元に、健康・医療関連の検索結果の半年の動きを見てまいりました。
結果、いくつかのサイトが撤退したものの全体としては大きくは変わってない事、微妙なサイトが順位を伸ばし続けてきていることがわかります。
半年前に問題視された誤った医療情報が上位表示される事について、問題は残っているのです。このことは、わたしは非常に残念に感じます。
あの問題の原因のうちの少なくない割合を占めている検索エンジン、この半年でも改善を数度宣言したGoogleにおいて現段階であまり改善がみられないというのは、非常に残念な事です。
検索結果を作るアルゴリズムの改善は続いています。きっと近い将来、このような問題は過去のものになるでしょう。しかしあれだけ大きな問題になったWELQ問題にも関わらず大きな改善とはなっていないのが現状です。引用元:http://webweb.jp/blog/seo/after-curation-trouble/
強調部分は著者による
Googleの検索アルゴリズムについて
ブラウザーのシークレットモードで最近とある検索クエリで1番目に表示されるサイトの記事を見た時に驚愕しました。
それは、同じ文章をひたすら繰り返しているだけの記事でした。
その記事の文書が下になります。
見て頂ければ分かるように、同じ文章を繰り返しています。
そして、上で紹介した部分だけでなく、これに続く部分でも同じ文章を繰り返しています。
それでもGoogle検索結果で1番になってしまうのが現状のGoogle検索のアルゴリズムなんです。
5月の1ヶ月間だけでもGoogle検索結果は大きく変動することが多く、アルゴリズム更新や調整が日々行われている印象が強かったのですが、結局1ヶ月間同じ検索クエリで調べてみても検索結果の1位は同じ文章を繰り返すサイトでした。
因みに検索クエリは「不動産投資 資料請求」で、月間の検索ボリュームは小さいです。
検索ボリュームの大小で検索結果に表示するサイトのランキングは調整されると思いますが、このようなサイトが検索結果の1位に表示されてしまうGoogleの検索アルゴリズムが残念でなりません。
Googleの検索アルゴリズムは非公開
Googleの検索アルゴリズムは公開されていないため、SEO(検索エンジン最適化)についていつも色んな噂がうごめきます。(検索アルゴリズムは公開されていませんが、Google検索が何を目指しているかは検索品質ガイドラインによって把握することは出来ます。)
そのため、何が正しくて何が間違っているのかを判断することすら難しいです。
良くGoogleはウェブマスターからの質問に「ユーザのために記事を書きましょう」と答えます。
それは正しいです。
何のためにGoogleの検索を使うのかといえば、検索ユーザは分からないこと、探している答えを求めているからです。
しかし、残念ながらユーザのために記事を書いているからといって、Googleの検索結果で上位に表示されるわけではありません。
そのため、Googleの検索アルゴリズム更新に対して、ウェブマスターからGoogleに対して色んな質問が投げかけられることになるわけですが、大抵の場合質問に対する答えは得られません。
検索ユーザのための記事とは
検索ユーザ毎に検索ニーズは異なるので一概には言えないのが難しいところですが、検索して記事を見て知りたい事を直ぐに書いてある記事が私はユーザのために書かれている記事だと思います。
知りたい事が中々登場しない記事はイライラしますよね。
しかし、現状は検索クエリに対する答えだけでなく、長々と記事タイトルとはずれた事も書いてある長文記事が検索結果の上位に表示されるケースが今でも見受けられます。
私がよく検索するワードで上位に表示されるサイトで記事タイトルとずれたところまで書いて長文化している代表的なサイトが”まつのすけ”さんのThe Goal(matsunosuke.jp)というサイトです。
このサイトでは、下記記事を見てもらえれば分かるように、公式サイトでも書かれているスペックなどの情報や記事の下に行くほどタイトルとは関係のない格安SIMの事を書いていたりします。
そもそも実際に商品を手にせずに比較したりレビューする記事が世の中多すぎます。
ただこういった記事が現状はGoogle検索結果の順位として上位に表示されるので、SEO対策が上手だといえます。
検索結果の汚染を危惧
検索結果の上位を目指すうえで、どのような対策を行えば良いのか考える際に行う事といえば実際に現在Google検索で上位になっているサイトを見て記事の内容や構成を確認して参考にすることです。
もし検索結果の上位サイトを見た時に先に紹介した「matsunosuke.jp」であったり、「NAVERまとめ」なんかのサイトが表示されていたとして、これらを参考にして、記事タイトルとずれた内容がダラダラと書かれていたり、他のサイトからの引用だけのサイトが大量に発生して、検索結果が汚染されることを本当に危惧しています。