人気検索キーワード調査ツールの「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」が、有料プランの料金を突如3倍に値上げしました。
これまで一月1000円だったのが、2999円と約3000円になり、これまでの3倍になっています。
また、月払いに比べて2ヶ月分お得になる年間払いもこれまでの1万円から2万9990円と3倍に値上がりしています。
Ubersuggestの有料化と値上げの歴史
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、元々無料で全ての機能が利用できることが特徴のSEOツールでした。
無料で利用できるのに、Googleキーワードプランナー並に検索キーワードの検索ボリューム数が調べられたり、他人のブログや企業サイトのアクセス傾向に被リンク、アクセス元の検索キーワードの傾向を知ることが出来る神ツールでした。
しかし、ツールの人気が上昇したことでデータ取得に要する費用が莫大になり、無料で利用できる回数を制限し、有料プランへの加入を促す流れとなっています。
有料化が行われたのが2020年2月のことでした。
有料プランの料金は、月払いが1000円で、年間払いだと月払いに比べて2ヶ月分お得な1万円という価格でした。
有料化されてから、約2ヶ月も経過しないうちに、今度は料金が3倍の約3000円へと値上げされたわけです。
既に有料プラン加入している人の料金は今後どうなるか確認
Ubersuggestの有料プラン値上げに伴って気になるのが、既に有料プランに加入している場合、次の支払い時に値上げされた料金になるのかどうかです。
私は2020年3月にUbersuggestの有料プランに加入しています。
支払いは年間払いで、1万円を支払っています。
この場合、次の更新タイミングで値上げされた料金が適用されるものだと思っていました。
しかし、Ubersuggestのアカウント情報を確認してみると、1年後の更新時に支払う料金は、旧有料プランの料金体系が維持され、年間1万円と表記されていました。
neilpatelは、マーケティングに精通しているだけあって、消費者の行動心理を上手くついてきますね。
また、7日間の無料トライアル期間中に利用をキャンセルしようとすると、1万円以下の9999円で買い切りプランを利用できる案内が期間限定で表示される場合もあります。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の買い切りプランを1万円以下で利用する裏技
今後もUbersuggestの有料プラン値上げは続くと考える理由
Ubersuggestは、今後も値上げされることは容易に想像できます。
これは競合のSEOツールと比較して、Ubersuggestは安いからです。
例えば、競合サイトの分析で日本で一番人気のahrefsは一番安いプランでも月に1万円以上かかります。
ASPのafb無料会員ならahrefsを毎月実質10%割引料金で利用できます。
また、世界的に人気なSEMrushも最安プランで一月1万円以上かかります。
これらのツールと比較して、Ubersuggestはまだまだ安い料金プランなので、値上げ余地はまだまだあります。
無料プランの機能制限を大幅に緩和
元々Ubersuggestは無料でGoogleキーワードプランナー並の機能を使えるのが魅力でした。
しかし、2020年2月に無料プランだと検索キーワードのボリューム数が上位10個までしか見れないなどの制限を設けました。
このように無料プランの機能を制限するのは、少しでも有料プランへの移行を促すためです。
Ubersuggestは、月々最低でも2000万円以上の運用コストがかかっていることを明らかにしており、このコストを回収する必要がああります。
しかし、この機能制限はよほど評判が悪かったのか、その後撤廃されて今は一日あたりの検索数を3回に制限する内容となっています。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)が無料版でキーワード検索回数の上限を設定
また、単純にキーワード検索数だけを調査したいのであれば、Chromeの拡張機能を利用する手もあります。
これなら1日3回の制限もなく利用することが可能です。