ConoHa WING(コノハウィング)を使ってもう3年が経過しました。
ワードプレスを使ったブログを作成するためにはレンタルサーバが必要で、インフルエンサー等の影響もあってここ数年に人気が高まっているのがConoHa WINGです。
ConoHa WINGにはいくつか魅力がありますが、その一つが利用しやすい料金にあります。
今回は、ConoHa WINGを利用するにはいくらかかるのか、実際に3年以上使っている筆者が解説していきます。
ConoHa WINGの料金プラン
通常プランとWINGパックの違いを比較
ConoHa WINGにはいくつかの料金プランが存在しますが、まず理解しておく必要があるのが通常プランとWINGパックの違いです。下に、それぞれを比較した表を用意しました。
通常プラン | WINGパック | |
---|---|---|
契約期間の縛り | 縛りなし | 縛りあり |
料金の安さ | ||
独自ドメインが無料 | 独自ドメインは有料 | 独自ドメインが2つも無料 |
時間課金 | 時間単位で課金(上限あり) | |
通常プラン | WINGパック |
基本的にWINGパックで契約する人が多いです。
その理由は、料金の安さと独自ドメインが無料で使える点にあります。
WINGパックは契約期間の縛りがありますが、最小で3ヶ月間の縛りなので、ブログを運営する上ではあまり気になりません。
ブログは3ヶ月ほどでは中々成果が出ないからです。
サーバースペック(ベーシック/スタンダード/プレミアム)の違いを比較
通常プランかWINGパックかを決めたら、次はサーバーのスペックを決めます。スペックによって料金も変わってきます。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
サーバーのスペックが高い順にプレミアム、スタンダードとなり一番低いスペックがベーシックになります。
まず、ディスク容量についてですが、ベーシックプランの300GBで十分です。私の場合3年以上使っていて、なおかつ複数のブログを運営していますが、まだ16GBしか使っていません。
次にメモリとvCPUですが、これはサーバー1台あたりのスペックで、私達がこのスペックを100%使用できるわけではありません。
これは、Conoha WINGのような安いレンタルサーバーは共用サーバーとなっていて、1台のサーバーを複数人で使用するためです。
レンタルサーバー各社は1台のサーバーを何人で共有しているかは基本的に公開していませんが、1台あたり共有する人数を増やすほどサーバー会社の利益は大きくなります。
こういった話を聞くと共有サーバーを利用するのが不安になるかもしれませんが、過去の経験上、WordPressのブログを1個や2個程度運営するだけならベーシックでも問題ありませんでした。
他のプランよりちょっと高いリザーブドプランについて
ConoHa WINGにはリザーブドプラン という料金プランがあります。
リザーブドプランは、前述したベーシックやスタンダードといったプランと異なり、自分に割り当てられるメモリとvCPUが確保されているため、他人の運営するブログへのアクセスや処理に影響されにくいメリットがあります。
私の場合、ConoHa WINGでブログを7個以上運営していて、他人に迷惑をかけたくないのでリザーブドプランを使っています。
最初はベーシックを使って、その後リザーブドに変更することもできるので、最初から料金が高いリザーブドプランを使う必要はありません。
ConoHa WINGを1年間利用するといくら支払うのか各プランで比較した結果
ConoHa WINGを1年間利用した場合にいくら支払うことになるのか各プランで比較した結果をまとめました。
通常プラン | WINGパック | 差額 | |
---|---|---|---|
ベーシック | 1万8540円 | 1万812円 | 7728円 |
スタンダード | 3万1680円 | 2万5740円 | 5940円 |
プレミアム | 6万3360円 | 5万1480円 | 1万1880円 |
リザーブド1GB | 1万9800円 | 1万5840円 | 3960円 |
リザーブド2GB | 3万9600円 | 3万3660円 | 5940円 |
リザーブド4GB | 7万9200円 | 6万7320円 | 1万1880円 |
なお。計算の前提条件は以下の通りです。
- WINGパックは12ヶ月間の契約(24ヶ月、36ヶ月間の契約の方が更に安くなります)
- 通常プランは1ヶ月間使い続けた場合の料金
- WINGパックの料金はキャンペーン適用価格(2022年6月時点)
一番利用者が多いであろうベーシックプランだと、1年間利用すると約8000円の差になるので、この結果を見てもWINGパックの利用が安いことが分かります。
2年、3年のWINGパックにした方がより安くなりますが、いきなりそこまでの長期契約はブログを辞めてしまうリスクが高いのでオススメはしません。
ConoHa WINGを安く利用する裏技
ConoHa WINGの支払い方法は基本的にクレジットカード払いになりますが、料金を安くする方法があります。
GMOの株主優待を使うとほぼ無料
1つ目は、ConoHa WINGを提供しているGMO社の株主優待を利用する方法です。
GMOインターネットの株主になると、半年ごとにConoHa WINGのアカウントに5000円がチャージされます。
WINGパックでベーシックプランを1年間契約すると、年間の料金が約1万円となり、GMOの株主優待でほぼ全額支払うことが可能となります。
学生や教職員なら学割で10%割引
ConoHa WINGには学割が用意されています。
学割の対象は学生だけでなく、教職員の方々も対象となります。
学割はConoHaカードを買う際に適用され、額面に対して10%割引価格で購入することが出来、結果的にConoHa WINGの料金を10%割引できることになります。
ConoHaカードを購入後、クーポンコードをConoHaのサイトで登録すると支払いに充当できます。
例えば3000円相当のConoHaカードは学割を利用すると2700円で購入できます。
そしてこのカード情報をConoHaアカウントに反映すると、3000円分がチャージされます。
Amazon Pay支払いで2.5%以上還元可能
ConoHa WINGの料金はAmazon Payでも払うことができます。そしてAmazon Payを使って払うことでクレジットカードで払うよりもポイント還元が増えて実質安くなります。
ConoHa WINGでAmazon Payを使う場合は、事前にConoHaアカウントに料金をチャージする形となります。
チャージ方法でAmazon Payを選択し、Amazon Payのボタンを押すとAmazonのアカウントでログインした後に支払いとなります。
Amazon Payの支払いではアマゾンギフト券を使うことが可能です。
そして、アマゾンギフト券はクレジットカードで購入することが出来ます。
ここでまずクレジットカード利用分のポイントが還元されます。
楽天カード等であればアマゾンギフト券購入額の1%が還元されます。
更にアマゾンプライム会員の方は、クレジットカードでアマゾンギフト券を購入すると0.5%分のポイント還元があります。
そしてAmazon Payで支払いを行うと1%の還元が受けられます。
これらを足すと2.5%以上の還元が受けられるので、ConoHa WINGの料金を単純にクレジットカードで払うよりも実質安くなります。
少し面倒ではありますが、少しでもConoHa WINGを安く利用する上では裏技的なテクニックとなります。
通常有料のアルファSSLがConoHaなら無料
多くのレンタルサーバーでは無料でSSL証明書を利用することが出来ます。
SSL証明書が発行されることで、httpsの暗号化通信でブログを閲覧できるようになり、安全性が高まります。
このSSL証明書は無料から企業が使う有料のものまで種類があります。
個人ブログで使われているのは非営利団体が発行するLet’s EncryptのSSL証明書になります。
ConoHa WINGでも従来はそうだったのですが、それに加えて年間6000円以上するアルファSSLが無料で使えるようになっています。
Let’s EncryptからアルファSSLにするメリットは現時点では少ないと思っていますが、他のレンタルサーバだと基本有料なので無料で使える点はConoHaのコスパの良さを示しているといえるでしょう。