このブログは元々はてなブログを使っていたのですが、訳あって2019年5月にWordPressへと移行しました。
WordPressを利用するのに必要なのがレンタルサーバですが、今回は最近話題となっているコノハウィング(ConoHa WING)を利用する事にしました。
WordPressでブログを書いていくうえで必要なレンタルサーバは、色んな会社から色んなサービスが提供されています。
数多くあるレンタルサーバですが、その中でも名が知られているサーバとしては以下のようなサーバがあります。
私の場合、これまでに複数のWordPressを運営している経験があり、それらのWordPressブログではmixhostとスターサーバーを利用しています。
これらのレンタルサーバで本ブログを利用しても良かったのですが、新しいサービスを試してみようと思い、今回はConoHa WINGを契約してみたという訳です。
コノハウィングを利用しようと思った理由
はてなブログからWordPressへと移行する際に、既に利用しているmixhostやスターサーバーのレンタルサーバへと移行するのが手っ取り早く費用も安く済みます。
しかし、これを機に新しいレンタルサーバを試してみるのも良いと思ったのと、国内最速を謳うコノハウィングの実力を確認してみたかったのです。
コノハウィングのサーバスペックは非公開
コノハウィングの物理サーバスペックは非公開となっています。
ただ、リザーブドを利用している場合は、自分に割り当てられているCPU、メモリをコントロールパネルで確認することができます。
他のレンタルサーバでは、物理サーバのスペック情報を公開しているところがありますが、リソースを共用しているためそのスペックを見てもあまり意味はありません。
そのため、ConoHa WINGでもスタンダード、ベーシック、プレミアムプランの場合は、他のレンタルサーバ同様リソース共有型のサーバーとなるためCPUやメモリの情報は表示されません。
mixhost(ミックスホスト)と異なるコノハウィングの特徴とは
コノハウィングがmixhostやスターサーバなど他のレンタルサーバと異なる点は、料金体系です。
利用時間単位での料金体系がある
他のレンタルサーバでは月額や年額いくらという料金体系になっています。
mixhostと違い最低利用期間無し
これに対してコノハウィングの通常料金プランは、時間単位となっていて、最安プランだと1時間あたり2円の利用料となっています。
また、mixhost(ミックスホスト)と異なり最低利用期間がありません。
mixhostは最低契約期間が3ヶ月からとなっています。
1時間あたり2円の利用料を1ヶ月30日として計算すると、720時間になるので1440円になってしまいますが、1ヶ月あたりの料金は上限が1200円となっているので、請求金額は1200円となります。
料金が割安になるWINGパック
コノハウィングには通常プランとは別にWINGパックと呼ばれる料金プランがあります。
こちらは、一定期間の利用を前提に割安な料金となるプランです。
契約期間次第ですが、通常の料金プランに比べて最大で33%割安になります。
また、独自ドメインが2つ永久無料で取得できます。
なお、通常プランからWINGパックへの変更は途中からでも出来ます。
実際私も最初は通常プランで契約して、途中からWINGパックへと変更しました。
通常料金からWINGパックへはいつでも変更できますが、WINGパックから通常料金への変更はWINGパックの契約期間終了後からとなります。
コノハウィングはmixhostと違い利用者が少ない空いているサーバに引っ越すことができる
コノハウィングにはサーバマイグレーションという機能が用意されています。
この機能はいつでも利用できるのではなくて、現在のサーバー空き状況が混雑( × )の場合のみ利用できます。
私の場合は、今使っているサーバの空き状況はやや空きありという状況なので、この機能は使えません。
mixhostなど他のレンタルサーバだと、サーバトラブルなど異常事態にならない限り基本サーバの変更は行われないので、これはコノハウィングを使うメリットです。
CPUやメモリを専用に確保されたリザーブド
mixhostをはじめ多くの格安レンタルサーバは、サーバのCPUやメモリといったリソースを他の利用者と共用しています。
そのため、自分が利用しているサーバに収容されている他人のブログやサイトにおいて負荷が高くなると、自分のブログもアクセスしずらくなるなどの悪影響がでます。
これはコノハウィングの通常プランでも同じなのですが、リザーブドというプランを契約すると自分用にCPUとメモリが確保されるため、他の人の影響を受けなくなります。
1GBプラン | 2GBプラン | 4GBプラン | |
CPU | vCPU 2コア | vCPU 3コア | vCPU 4コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB |
月額料金 | 最大1500円 | 最大3000円 | 最大6000円 |
料金は少し高くなりますが、より安定したサイト運営をしたい場合にはお勧めです。
専用スマホアプリでいつでもサーバの状況やアクセス解析できる
コノハウィングには、専用のスマホアプリが用意されています。
このスマホアプリを利用すると、サーバの状況がいつでも確認できます。
また、アクセス状況も見ることができます。
アクセス状況は、ConoHa WINGで運用しているドメイン毎に見ることができます。
ただ、コノハウィングのアクセス解析で示される数値はGoogleアナリティクスと乖離しているため、一般的なブロガーの方にとってはあまり意味が無く、役に立ちません。
コノハウィングとmixhostの管理画面の違い
サーバのコントロールパネルについては、コノハウィングもmixhost共に使いやすい方だと個人的には評価していますが、特にコノハウィングコントロールパネルは初心者の方からの評判が良いです。
コノハウィングのサーバコントロールパネル画面は上のようになっていて、シンプルに整理されています。
それに対してmixhostのコントロールパネルは、機能全体が見渡せるようになっていて、自分が使う機能がどこにあるのか探しやすく配慮されています。
WordPress人気有料テーマのJINとSANGOが最大10%割引販売
Conoha WING利用者は、WordPressの人気有料テーマのJINとSANGOが最大10%の割引価格で購入できます。
コノハウィング経由で購入したこれらのテーマは、コノハウィングを解約しても使い続けることが出来ます。
なお、最近人気のSWELLはコノハウィングで使えますが、割引販売はありません。
実際にコノハウィングを2年以上利用して感じたこと
コノハウィングでWordPressのブログを運用して2年以上になります。
この間サーバ関係のトラブルにあったのは1度だけでした。
mixhostなんかだと最近はトラブルが多いのが評判になっていますよね。
そういった意味ではConoHaWINGは安いレンタルサーバーとしては非常に安定している印象を受けています。
使い勝手に関していえば、他のレンタルサーバから引っ越しやすいように独自の移行ツールが用意されていて、簡単にWordPressのサイトをConoHa WINGに引っ越すことが出来ます。
実際に試してみましたが、本当に簡単ですよ。
ConoHa WINGはレンタルサーバとして国内最速を謳っていますが、リソースを共用している通常プランでは、その恩恵を感じることはありませんでした。
ただ、この記事でも紹介したリザーブドを利用すると、自分専用にCPUやメモリを確保されるので、スピード面でメリットを授受できることでしょう。
- 有料WordPressテーマを割引価格で買える
- サーバー混雑時にマイグレーションで空いているサーバへ引っ越すことができる
- CPUやメモリを専有できるプランが用意されている
- コノハウィングが提供するアクセス解析のデータは使えない
- サーバーのスペックが非公開
- mixhostと違い大人な分野のブログでは使えない