はてなブログ利用者が気になっていた常時SSL化(https通信)対応について、ついに実施のアナウンスがありましたね。
GoogleChromeのバージョン62からの警告表示条件の引き上げや、Googleの検索アルゴリズムにおけるSSLサイトの優遇もあり、はてなブログユーザからのSSL化対応の要望やクレームは非常に多かったと想像できます。
気になるSSL化の実装タイミングは11月ごろということで、10月に予定されているChromeがバージョン62のリリースには間に合いませんが、11月には、はてなブログの利用者から検索順位が上がった、下がった、ページビューが増えた減ったという記事が多くなりそうで楽しみです。
はてなブログ記事内のリンクを一括置換する非公式方法
さて、ここからが今回の本題です。
はてなブログ開発ブログでも、ブログ利用者に向けて準備をするように書かれていますが、通信を暗号化するhttps化対応において、ブログを完全なhttpsサイトとするには、httpsとhttpの混在を解消する必要があります。
そしてこれは、はてなブログ側の対応だけでは不十分な場合があります。
恐らく混在コンテンツとなる1番多いケースは、記事の中に掲載した画像の参照先URLがhttpになっていることだと思います。
もし画像の参照先サービスがhttpsに対応しているならば、画像のリンクを修正するのが望ましいです。
しかし、運営しているブログ内に数百も記事がある人なんかは、中々大変な作業となります。
WordPressであれば、Search Regexという有名なプラグインを利用すれば、リンクを一括で置き換えることが簡単に出来ます。
しかし、はてなブログの公式サービスでは一括置換機能は提供されていません。(2017.9.25時点)
そこで、非公式ではありますが、以前本ブログが独自ドメイン化した際に行ったリンク先URLを、一括で別のURLに置換する方法についてまとめた記事を改めて紹介しておきたいと思います。
はてなブログの過去記事全てのリンクや文字を簡単に一括置換する方法
タイトルに簡単と描いていますが、今読み返してみると、Windowsのコマンドを使った事が無い人にとっては、ちょっと抵抗感がある内容かもしれません。
基本は、書いてある通りに実施してもらえれば、はてなブログ内のリンクなんかを一括置換できます。
公式サービスではないので、ツールのバグや、操作ミスなんかで、リンクがおかしくなってしまっても責任は負えませんので、よく理解した上でご利用くださいませ。
https化後にリンクのURLを置き換えるメリットはない?
因みに、SEOの観点だけに限れば、https化後にリンクのURLをわざわざhttpsに置き換えるメリットは少ないということのようです。
ただ、個人的には、SEO的なメリットが少ないとはいえ、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏のコメントを読むに少なからずプラス部分があるようなので、競合よりも優位になるためにhttpからhttpsに置き換えます。
一括置換ツールさえあれば、そんなに労力はかかりませんからね。