SWELLのSEO対策機能とSEO効果に関する結果報告

このブログはSEO効果で評判が高いAFFINGERからSWELLに変更しました。

私の場合、このブログ含め10個のWordPressブログを運営しています。

これまでその全てでAFFINGERを使ってきたのですが、その内の2つのブログをSWELLにテーマを変更しました。

目次

SWELLへのテーマ変更前後のアクセス数推移

SWELLにテーマを変更してから3ヶ月以上経過しますが、特にAFFINGER時代と比べてアクセス数に変動はありません。

SWELLテーマ変更前後のアクセス数推移
SWELLテーマ変更前後のアクセス数推移

テーマ変更直後はアクセス数にブレが生じていますが、その後は、AFFINGERを使っていた時と殆ど変わらないアクセス数の推移となっています。

テーマ変更によるSEO効果というのは正直個人レベルでは確認することは困難です。

これは、日々Googleが検索アルゴリズムを更新しているためで、テーマ変更による影響が把握出来ないからです。

基本的に、ブログのアクセス数が大きく変動するのは、自分のSEO対策による物ではなく、Googleの検索アルゴリズム変化によるものです。

もちろん基本的なSEO対策は必須です

アルゴリズム変更はすぐにブログのアクセス数に影響を与えますが、ブログのテーマ変更やサイト構造変更がGoogleに認識されるまでには、数週間から数ヶ月を要します。

Goolgeのジョン・ミューラー氏はウェブマスターハングアウトで、「サイトに技術的な変更を加えた時、一般的にはそれらの変更がサイト(の順位)に影響を与えるのは数週間から数か月かかる。これはアルゴリズム変動の影響よりも何倍も時間がかかる」と述べた

https://www.seojapan.com/blog/google-algorithm-updates-impact-sites-quickly-technical-changes-take-a-while-to-impact-a-site

SWELLのSEO対策機能

ここからは、SWELLテーマにおけるSEO対策機能について紹介します。

SWELL作者が開発したSEO SIMPLE PACKプラグイン

このブログでは、SEO SIMPLE PACKプラグインを使用しています。

SEO SIMPLE PACKプラグインは、SWELLのテーマ開発者である了さんが開発されたプラグインで、SWELLテーマを使う上での推奨プラグインの一つです。

(公式)SWELLで非推奨・不必要なプラグインと、推奨プラグインについて

その名の通り、SEO対策で必要とされる基本的な機能が提供されています。

SEO SIMPLE PACKプラグインが提供する機能

  • 個別記事のタイトルとmetaディスクリプションに加えてインデックス制御とOGP画像の設定が可能
  • canonicalの設定
  • metaキーワードの設定
  • タグやカテゴリ、アーカイブページのインデックス制御
  • トップページや個別記事、カテゴリページなどのタイトル及びディスクリプション設定
  • Googleアナリティクスの設定
  • Googleサーチコンソール設定
  • TwitterやFacebookのOGP設定

個別記事に対するタイトルやディスクリプション設定

SEO SIMPLE PACKによる個別記事のSEO設定
個別記事のSEO設定

SEO SIMPLE PACKプラグインを導入していると、個別記事の作成画面に上の項目が表示されます。

このページのrobotsタグ項目では、記事毎にindexさせるかnoindexにするかなどインデックス制御ができます。

記事毎にインデックス制御ができる
記事毎にインデックス制御ができる

SEO対策の一環として、低品質の記事をインデックスさせたくない場合に活用できます。

タイトルタグとディスクリプションタグについては、改めてここで説明することは無いでしょう。

それぞれ空欄の場合は、記事のタイトルが使われますし、ディスクリプションは、自動生成されます。

og:imageの項目は、SNSでシェアしたり、される際に表示される画像を設定します。

未設定の場合は、アイキャッチ画像が利用されます。

canonical設定は、重複ページが出来てしまっている場合に使います。

WordPressの個人ブログだとあまり使うケースはないかと思います。

canonical(カノニカル)とは?重複URLの正規化などのSEO効果について

タグやカテゴリページのインデックス制御

SEO SIMPLE PACKによるカテゴリーのインデックス設定
SEO SIMPLE PACKによるカテゴリーのインデックス設定

SEO SIMPLE PACKプラグインを使っていれば、カテゴリーページ及びタグページのインデックスを許可したり拒否(noindex)する事ができます。

カテゴリーページ及びタグページのインデックス可否は、SEO対策で意見が分かれるところです。

これは低品質なページをどう扱うかというところが一つのポイントではあります。

カテゴリーページやタグページは、WordPressのプログラムで自動生成されるページなため品質が高いページとは言えません。

そんなページに対してGoogleクローラーを誘導するのは、クローラーに対して負荷をかけることになり、ブログ内で重要な記事のクロールを妨げる可能性があります。

ただ、個人ブログレベルでいえば、正直どちらでも良いという結論になります。

クローラーへの負荷も殆どありませんし、仮にインデックスさせても、個人ブログのカテゴリーページやタグページがインデックスされても検索上位に表示されることはまずありません。

SEO効果を高めたいならば、自動生成ではなく独自のカテゴリーページを作成した方が有益です。

Googleアナリティクス及びサーチコンソールの設定

ブログ運営で必須のGoogleアナリティクスとGoogleのサーチコンソール。

この2つの設定もSEO SIMPLE PACKプラグインで設定できます。

SWELLのGoogleアナリティクス設定
SWELLのGoogleアナリティクス設定

SEO SIMPLE PACKプラグインの一般設定にGoogleアナリティクスという項目があります。

その中で自分のトラッキングIDを入力して保存すれば、アナリティクスのデータ収集が行われます。

SWELLのテーマを使う前に別のプラグインでアナリティクスのトラッキングIDを設定している場合や、phpフィアルに直接トラッキングコードを書いている場合は重複しないように注意してください。トラッキングIDやコードが重複していると直帰率が20%とか異常に低い数値になったりします。

Googleサーチコンソールに関しても、ウエブマスターツールの項目で認証コードを入力して、保存すればサーチコンソールにデータが保存されるようになります。

SWELLテーマでサーチコンソールの認証をする設定
SWELLテーマでサーチコンソールの認証をする設定

既にSWELLテーマを使う前からサーチコンソールを使っている方は、この設定は不要です。

TwitterやFacebookのOGP設定

SWELLでTwitterカードなどOGP設定
SWELLでTwitterカードなどOGPに関する設定

記事をTwitterやフェイスブックに投稿する際に、記事のアイキャッチ画像などが表示されるようにするのがOGP設定です。

これもSEO SIMPLE PACKプラグインのOGP設定画面で指定できます。

Twitterに表示されるカードを大きくするには、カードタイプをsummary_large_imageに設定することで反映されます。

強力な高速化機能でTwitter埋め込みやAdSense広告有りでも高速化

SWELLには、元々独自のキャッシュ機能が豊富にあり、高速化の観点でも魅力的なテーマでした。

最近ではそこに更にスクリプトの遅延読み込み機能が追加されました。

SWELL 高速化対応で遅延読み込み機能を追加しました

これによって、Twitterの埋め込みであったり、Googleアドセンス広告を記事に貼った際にGoogleのPageSpeed Insightsのスコアが大幅に上昇します。PageSpeed Insightsのスコア事態は直接SEOとは関係ありませんが、ユーザ体験を良くするという意味では、長期的にSEO効果が期待できます。

他テーマよりも豊富な構造化データ対応

商品レビュー構造化データに対応

SWELLを使うと、以下のような商品レビューをワンクリックで作成できます。

キレイなデザインで作成されるだけでなく、構造化データにも対応しているので、Googleの検索結果でレビュー内容が強調表示される可能性が高まります。

SWELL
総合評価
( 5 )
メリット
  • 完全ブロックエディター対応
  • 豊富な高速化機能を搭載
  • 他テーマからの移行用プラグインでデザイン崩れが最小限
  • サイト型デザインも簡単実現
  • FAQや商品レビュー用構造化データに対応
  • 標準でボタンリンクのクリック数分析が可能
デメリット
  • 有料テーマの中では価格が高め

検索結果画面で目立つと、クリック率が高くなるので、SEO効果が期待できます。

FAQ構造化データに対応

SWELLを使うと以下のようなFAQが簡単に作成できます。

単純なQAの表示だけでなく、構造化データに対応しているので、Googleの検索結果にFAQが表示されて、結果的に検索画面から自分のブログを選択してもらいやすくなります。これにより長期的なSEO効果が期待できます。

SWELLのSEO対策にはどのような機能が用意されていますか?

Google推奨の構造化データに対応しているだけなく、Core Web Vitalsを良好とする各種高速化機能が搭載されています。

コノハウィングやエックスサーバで使えますか?

WordPressが使えるレンタルサーバーならSWELLは使えます。

「All in One SEO Pack」と「Yoast SEO」プラグインは基本不要

WordPressのSEO対策プラグインといえば、「All in One SEO Pack」と「Yoast SEO」がめちゃくちゃ有名で、よく必須プラグインとしても紹介されています。

私も5年くらい前までは使っていましたが、今はAFFINGER6にしろSWELLにしろ使っていません。

その理由は、「All in One SEO Pack」や「Yoast SEO」といったプラグインを入れたからといって検索順位が向上する時代ではないからです。

そして実際にこれらプラグインで設定する内容は、AFFINGER6なら標準で備わっていますし、SWELLならSEO SIMPLE PACKプラグインをインストールすることでほぼ同様のことが実現できます。

「All in One SEO Pack」や「Yoast SEO」は、個人レベルだと使わない機能も豊富に用意されています。

機能が豊富な故にプラグイン自体が非常に重くなってしまい、ブログの高速化という観点ではデメリットしかありません。

また、プラグインが世界的に有名なため、プログラムの脆弱性をついた第三者からの攻撃を受けやすいです。

以上のことから、SWELLテーマにおいて、「All in One SEO Pack」や「Yoast SEO」プラグインは基本的に不要です。

SWELLテーマを利用する際の推奨と非推奨のプラグインについては、下記公式ページで解説されているので、一度目を通しておくと良いですよ。

(公式)SWELLで非推奨・不必要なプラグインと、推奨プラグインについて

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